可愛かずみさんの作品

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フォト&エッセイ集「微笑みパレット」

1984年4月10日発行
アクトレス4月号臨時増刊
撮影 おびつ亘弘
リイド社発行

 83年9月に「もう脱がない」宣言。83年11月で、オフィス・アンを抜けだし、「マーカス」の所属に。やっとヌードまったくなしの作品第一弾がこのエッセイ中心にカラー・白黒の写真もちりばめた「微笑みパレット」
 写真ももちろんgoodですが、この本は可愛かずみさん生い立ちや仕事のことが本人の言葉でたくさん収録されていて(一部直筆のページもあり)、ファンにとってはたまらない内容になってます。

 正方形の変形版で、やや小さめの本のせいかあまり見かけません。私は池袋の古本フェアで見つけたのですが、見つけるまでこのような本が出版されていたことを知りませんでした(苦笑)

 インターネットオークションでも、そう多くは見かけませんが、数ヶ月見張っていればまず入手できると思います。 だいたい1800円〜3000円ぐらいで落札されているようです。


EP 「春感ムスメ」

1984年5月1日発売

A面 春感ムスメ
    作詞 岡田富美子
    作曲 水谷竜緒
    編曲 水谷竜緒

B面 星の歌を聴きながら
     作詞 岡田富美子
    作曲 かまやつひろし
    編曲 水谷竜緒

CBS・ソニー


 2月ぐらいから歌手デビューすると言われ、1度は4月21日に発売されるという話だったが、結局5月1日に発売されたデビューシングル。
 いよいよアイドルっぽくも押しも押されぬメジャー女優という感じです。

 作曲、編曲の水谷竜緒氏(=水谷公生氏)は、ギタリストとして演奏にも参加。

 そこそこはヒットしてますので、現在でも中古EPを扱っているお店やインターネットオークションで比較的簡単に入手できると思います。
値段も1000円近辺が標準的なところでしょうか。
 当時の「オリコン」に掲載された「春感ムスメ」の広告。左下に告知があるように、先着30,000名にはカレンダーポスターがもらました。

 それからこの時から、公称のバストサイズがこれまでの80cmから81cmになってます。 少し大きくなったのかな?(笑)

この頃のイベント

デビューシングルが発売されたこの頃は、精力的に各地でイベント(ミニライブなど)を行っていました。
下記で、「大阪(場所はどこだったのかなー?)」「川崎岡田屋モアーズ」はクリックすると、ちょっとだけ当時のシーンを見ることができます。(川崎岡田屋モアーズは協力miamiaさん)
5月27日〜30日 大阪
5月31日 横浜松坂屋
6月3日 東京商船大学 学園祭
6月4〜5日 札幌
7月1日 川崎岡田屋モアーズ サテライトスタジオ


LP 「天使のデザート」

1984年7月21日発売

A面
 1 小麦色喰べましょう
 2 バイバイ・ラブ
 3 これっきり哀話
 4 春感ムスメ
 5 ガラスの夏にララバイ
B面
 1 5分の1だけ浮気して
 2 きっとワルツが踊れるわ
 3 なのにあいつ
 4 星の歌を聴きながら
 5 ヨコハマ愛哀デート

CBS・ソニー

 EPから約2ヶ月遅れて発売されたLP。全10曲収録。A4(A面4曲目の意味。以下同じ)やB4は先に発売されたEPと同テイクです。
 もちろん歌唱力とか技術といった面ではまだまだと言えばまだまだですが、重いテーマや哀調の曲を本当にそれらしく歌えっているところは、背負ってきた人生が重かった彼女ならではといったところでしょうか。

 さて、中古のLPしかも邦楽のLPを見つけようとすると、今ではかなりしんどいです。 さすがに扱っているお店がぐんと少なくなりましたし、そういったお店でもRockやJazzのようにLPが中心の音楽ジャンルなら取り扱い量もそこそこあるのですが、こういった邦楽アイドル物はやはりおいてある数が少ないです。
 そうなると頼りはインターネットオークション。 可愛かずみさんのようなどちらかといえばグラビア系の芸能人のLPは、興味がある人が少ないのか、出品されればさほど気を張らなくても落札できます。1,500〜2,500円ぐらいが標準でしょうか。
 このLPは、「タイトル帯」が、左の写真のように上辺につきます。珍しいです。
 ちなみに、可愛かずみさんのファーストアルバムということで、それはそれは楽しみにレコード屋さんに探しに行ったのですが、ジャケットを見て「えっ、これが可愛かずみ??」が第一印象でした。 ちょっとへんな化粧しすぎだと思うのですがいかかでしょう? もっと素顔の方が印象いいですよね。
 LPに入っている歌詞カードです。
 B5の「なのにあいつ」は渡辺真知子さんのカバー。 可愛かずみさんが、真知子さんの「カモメが飛んだ日」のB面に入っていたこの曲がいたく気に入り、自分のLPにも収録することにしたそうです。

 歌詞カードの最終ページ(この文章の下の画像)には、バンドメンバーやスタッフの名前が書いてあるのですが、全員の名前で可愛かずみさんが遊んでいておもしろいです。

 たとえば、「みずたに きみお」氏や「ふくだ やすひこ」氏は
Kimio <Aishiteru> Mizutani
 →「君を愛してる」
Yasuhiko <mattamonda> Fukuda
 →やすひ「こまったもんだ」
とか(笑)  彼女のこの性格で、きっとレコーデイングもいい雰囲気で進んだことでしょう。


ポスター(1)

 天使のデザートやそれに伴う「全国7大都市ライブコンサート」のプロモーション用に作成されたポスター。 

撮影は、渡辺達生氏。 協力GOROとなっています。

CBS/SONY作成。

サイズは約595mm×約835mm

 こういったポスターは消耗が激しい品物なため、可愛かずみさんのような84年〜85年に発行された物は、神田のアイドルショップなどでもほとんど見かけません。
 インターネットオークションでも、もっとも大手のヤッフーオークションでここ2年間で3回しか出品されたことがありません。
 ファンは見かけたら即ゲットかも(笑)
 ちなみにヤッフーオークションでのその時の落札価格は、1000〜2000円程度でした。(1回は、他の可愛かずみグッズとセットで1万8千円でした)


この頃のTV・ラジオ出演

テレビ フジテレビ オレたちひょうきん族 ひょうきんベストテンの中森明菜役など
テレビ テレビ東京 週刊ポップマガジン デイビー・スミス氏とともに司会 84年7月23日より
テレビ テレビ朝日 トゥナイト        アシスタント
ラジオ TBSラジオ まんてんワイド     レギュラー
ラジオ ラジオ短波 アイ・ラブ・ナイト    DJ


全国7大都市ライブコンサート

歌手デビュー、アルバム「天使のデザート」発売と同時に、全国7大都市ライブコンサートツアーを実施。

7月21日 新宿 ルイード
             (19時からと21時からの2回)
8月11日 福岡
8月12日 広島
8月18日 名古屋 ハートランド
         (NTV「愛は地球を救う」チャリティコンサート)
8月19日 大阪 キャンディーホール
8月25日 札幌 ペニーレイン
8月26日 仙台 モーニングムーン

私は、大阪のライブしか見ることができませんでしたが、初めてのライブコンサートツアーにしては、リラックスしていてよかったと思います。

上の大阪キャンディーホールの文字をクリックスすると、ライブの曲目などのレポートに飛べます。 当時の演奏も一部聴けます。
こんなTシャツも売られてました。
2500円 フリーサイズ


ビデオLP 「天使のデザート」

1984年9月21日発売
収録曲
1 小麦色喰べましょう
2 5分の1だけ浮気して
3 これっきり哀話
4 ガラスの夏にララバイ
5 星の歌を聴きながら
6 なのにあいつ
7 春感ムスメ

CBS・ソニー

 ビデオLPとなると、彼女が歌うシーンが収録されているような作品と思ってしまいますが、曲と映像はあまり関係がなく、彼女のイメージ画像のバックにアルバムの曲が流れている・・・という感じに近いです。

 もちろん、動いている可愛かずみさんを見れるだけで十分貴重です。

 これはレーザーディスク版。

 ちょっと話はそれますが、国内で唯一レーザーディスク再生機器を製作していた「パイオニア」もとうとう生産撤退を宣言しました(2002年5月)。これからは保守とサポートだけになるそうです。
 こういったレーザーディスクの古い作品はいつまで見ることができるのでしょうか。 今の私の再生機もいつまで動いていてくれるか・・。

 可愛かずみさんのレーザーディスクに限らず、中古の廃盤レーザーディスクは流通量がきわめて少なく、普通の店頭ではまず見つけることができません。
 インターネットオークションでは、再生機がなくなったユーザなどからちょこちょこ出品されるようですので、こちらで探す方が早いです。 2,000〜3,000円というところでしょうか。 これ、当時は5,800円したんですけどね・・
 レーザーディスク版に入っているインナーシート。 VHSやβ版には入っていないので、レーザーディスク版購入者だけの特典。

 ちなみに、私の現在所有しているものは保存状態が悪く、ずいぶんと汚いです。 綺麗な物がほしい・・。
 VHS版。 収録曲などは、レーザーディスク版と同じです。
ジャケット裏の写真がレーザーディスク版と違います。

 左下の写真は、ジャケットの裏面。 帯のたたき文句が読めて「人気抜群、可愛かずみのキュートな魅力がいっぱい最新イメージビデオ決定版!」となってます。

 一覧で掲載されているのは、この当時CBS・ソニーから発売されていたビデオ。 私の大好きなヘビィメタルグループ「ジューダスプリースト」のビデオも載っていて、可愛かずみと彼らの結びつきが少しでもあってうれしい・・(おっと、よけいなことでした)
 β版のジャケット(ケースに入ったところ)とテープ。 左の写真では裏は見えてませんが、収録曲、ジャケットデザインともVHS版と同じです。

 当時は、映像作品はこのように、レーザーデイスク、VHSビデオ、βビデオ、さらにはVHDとさまさまな種類で発売されてしました。
 なんでも、それぞれの種類ごとに権利料金が楽曲権利社に別々にかかったそうで、販売メーカはたいへんだったとか・・。

 ファンはファンで全種類購入するのでお金がかかってたいへ・・・、いや、さすがにみんなそろえる人は少なかったかな?

このころのイベント出演

 9月24日 広島
 9月30日 茨城  土浦ウイング
10月 1日 東京  後楽園
10月 7日 埼玉  東武動物公園
10月14日 神奈川 向ヶ丘遊園地
10月20日 学園祭 北海道 北海学園
10月21日 学園祭 香川
10月26日 神戸そごうデパート


テレビで、トライアングル・ブルー(テレビ朝日)もスタート

EP 「TOKYOふられ小町」

1984年10月21日発売

A面 TOKYOふられ小町
    作詞 岡田富美子
    作曲 水谷公生
    編曲 水谷公生

B面 悪女志願
     作詞 岡田富美子
    作曲 水谷公生
    編曲 水谷公生

CBS・ソニー

 可愛かずみさんのセカンドシングル。 A面は、この後発表されるセカンドアルバムに収録されますが、B面の「悪女志願」はこのシングルにのみの収録です。
 作詞作曲はデビューシングルの「春感ムスメ」と同じお二人(水谷公生と、水谷竜緒は同一人物)

 このEPも春感ムスメ同様、市場流通量が多かったせいか、見つけるのにはさほど苦労しないと思います。 価格も春感ムスメと同じぐらい。


学園祭への出演

この年は、10月〜11月で12校の学園祭に出演

11月 1日 独協医科大学
11月 2日 中央大学(八王子)、日本電子専門学校
11月 3日 杏林大学(八王子)、東海大学(平塚)
11月 4日 北九州工業専門学校(福岡)
11月10日 慶応大学(三田)
11月16日 明治学院大学(目黒杉野講堂)
11月23日 法政大学(飯田橋)
11月24日 明治大学(生田)
11月25日 慶応大学(四谷ベルコモンズ)