可愛かずみさんの作品

下のボタンを押すと、各年代のページにジャンプできます。

1982年 1983年 1984年 1985年 1986年(準備中) 2010年

映画「夜をぶっとばせ ”BLOW THE NIGHT”」

1983年3月作品 JOY PACK FILM提供
フィルムワーカーズ作品
監督 曽根中生
主演 高田奈美江
音楽 ストリートスライダーズ

 不良少女 高田奈美江の生き様をドキュメントタッチで描いた作品。 可愛かずみは、前回作品の渡辺監督のコネのような形で出演が決定。

 強烈な「個」「強」の代表として描かれている高田奈美江に対し、「流される大衆」「迷」の代表として可愛かずみ(東京の少女というだけで名前もででこない)が描かれ、前橋の高田奈美江と東京の可愛かずみのシーンが交互に流される展開となっています。

このパッケージは、日本ビデオ映像株式会社のもの。
同じ映画のジャパンホームビデオ株式会社のパッケージ。

 「セーラ服・・」の欄でも書きましたが、可愛かずみさんは、この作品でも「ただ、かわいい女の子なら誰でもよかった」に近い位置づけです。

 それでも、私たちは渡辺監督には感謝すべきでしょう。彼女を、僕たちの前に出現させてくれたんだから・・・。 たくさんの人々に彼女を紹介してくれたんだから!
 映画のパンフレット。 監督のコメントなどを読むと、いかにこの映画の撮影が、さまざまな抵抗にあい困難の中進められていたのかわかります。
 可愛かずみさんのページが1ページだけあって、この映画に彼女を紹介した渡辺監督が担当して書かれています。

 「夜をぶっとばせ ”BLOW THE NIGHT!"」のビデオやパンフは、あまり売れなかったせいか(苦笑・・いや想像だけど)、見つけても結構高いです。 ビデオの場合、どの会社のバージョンでもインターネットオークションですら、どういうわけか3000円だ4000円だの価格が付きがちです。
 映画自身もかなり重い内容で考えされられるものですので、あまり手放す人がいないせいもあるんでしょうか。


写真集「かわいい、カニ座の女の子。」

1983年4月5日初版
撮影 原 栄三郎
アクションアングル 4月号臨時増刊 松文館発行

 記念すべき可愛かずみさんの初の写真集。 まだ最初の事務所「オフィス・アン」所属時代の作品であるが故、ヌード写真もあり・・。

 いわゆる聖子ちゃんカット(笑)でない初期の髪型の、あどけない可愛かずみさんの姿を見ることができます。
 この時、原栄三郎氏によって撮影された写真は次の「光の中の少女」も含め、この当時のさまざまな雑誌に掲載されました。

 インターネットオークションで、3〜4千円を覚悟すればまず手に入ります。 「光の中の少女」という続編が発売されたことからも、当時の新人の写真集としてはかなり売れた部類なのではないでしょうか。


写真集「アイドル」

1983年4月7日発行
撮影 青岩 有信
白夜書房発行

 写真集の流れとしては白夜書房らしいもので、可愛かずみさんの写真集の中ではもっとも暗めのものでしょうか。
 可愛かずみさんのインタビューなどが巻末に載っています。

 「グラビア」の「写真時代Jr 1983年3月号」のところでも書きましたが、もともと写真集だそうと思って撮り下ろした写真ではなく、青岩有信氏が、雑誌グラビア用などのために撮影した3回の写真をまとめたものだと思われます。(撮影は83年1月中旬伊豆にて)

 「光の中の少女」ほどではないにしろ、この写真集もなかなか見つかりません。 内容がちょっと暗めで他の写真集やその後の可愛かずみさんとのギャップが大きいので探している人が多いのでしょうか?
 さらには、見つけてもどういうわけか、あまり状態のよい物に巡り会えません。 他の写真集と購入層が違って、手荒に扱われているのかなー。

 私はたしか5年だか6年だか前に広島の古本屋さんでやっと、しかも状態のかなり悪い物を見つけました。(この頃はインターネットオークションなんてなかったので、廃版の本がほしいと思ったら古本屋さんをたくさん回るしかなかった) すっごくうれしかったです(笑)

 今ならインターネットオークションでぼちぼち見つけることができますが、5,000円とか7,000円とかやたらと高い値段で出品されることが多く、購入しにくいです。
 
左のような赤い帯が付いている版もありました。


写真集「光の中の少女」

1983年6月5日初版
撮影 原 栄三郎
松文館発行

 前作、「かわいい、カニ座の女の子」と同じ原栄三郎氏撮影の写真集で、変形正方形の大きさです。  撮影場所、スタジオとも前作と同様で同じ日に撮影した写真を2冊に分けて発行した・・という形です。

 発行部数が少なかったのか、可愛かずみさんのオフィシャルな写真集では現在もっとも手に入りにくく、珍しいものとなっているようです。
 古本屋ではめったに見かけなく(私は1回しか見たことがないです)、あっても万の単位の値段がついていたり(それじゃー、買えないよー)、インターネットオークションのもっとも出品数の多いヤッフーオークションでさえ、年に数回しか出品されないという状況です。 出品された時は3千円〜7千円ぐらいで落札されていました。
(2002年5月17日 久々にヤッフーオークションに「光の中の少女」出品されました。 最終落札価格はなんと1万500円でした。 やっぱり、普通の覚悟では買えません(苦笑))

 この原栄三郎氏撮影の2冊で気になるのが撮影中に泣いている可愛かずみさんの写真があること。(カニ座、光の中、それそれ1カットずつある) なんで泣いちゃったのかな。 撮影、つらかったのかな。それとも・・

 どういうわけか、私の所有している「光の中の少女」で、左の写真のように「半紙」でカバーされたバージョンのものが1冊あります。 これは、たまたま前の所有者がそのようにカバーしたのか、それとも初版とか限定された版にだけはそのようなカバーがしてあったのか不明です。
 どなたが情報お持ちの方いらっしゃいましたらぜひ教えてください。


映画「ヘッドフォンララバイ」シブがき・17・隊夢トンネル

1983年7月 東映
監督 山根 成之
原作 窪田 僚
主演 シブがき隊(本木雅弘、薬丸裕英、布川敏和)
    高部知子

 シブがき隊の2作目の主演映画。 パッケージを見てもみんな若い(笑)
 可愛かずみさんは、薬丸(役名は安藤豊)が不良グループから助け出した少女「理奈」という役割で登場。 薬丸がなぜ彼女を救ったかというと、彼が自分がマラソンレース中に死なせてしまった昔の彼女(かずみ・・映像上は可愛かずみさんの二役)にそっくりだからというのが理由。

 可愛かずみさんは、きっと普段の自分の地に近い、明るい女の子を演じていてとっても楽しそうに見えます。
 
 同映画のパンフレット。 数カットだけですが、可愛かずみさんの写真も掲載されてます。とってもかわいいです。 もうキャピキャピ(笑・・死語)


 この「ヘッドフォンララバイ」はさすがにメジャーのシブがき隊の作品ということで、映画ビデオはインターネットオークション、中古ビデオ屋さんともに比較的容易にみつかると思います。 価格は2〜3,000円というところでしょうけど、1000円代で見つかることも。 ちなみにレーザーディスク盤もあります。


写真集「ふり向かないで」

1983年11月10日初版(発売10月25日)
撮影 小沢 忠恭
ワニブックス発行 KKベストセラーズ販売

 可愛かずみさんの写真集でおそらくもっとも発行部数が多いのが小沢忠恭氏撮影によるこの写真集でしょう。

 かずみさんも最後の写真集ということで(この時はそういう話だったらしい)、気合いが違ったのかもしれません。

 前3作の写真集に比べてずっと明るい綺麗な写真が増えてます。 私も、初期の写真集の中では、この写真集が一番いいと思います。

 発行部数が多かった故、現在でも可愛かずみさんの写真集の中では一番手に入りやすいものだと思います。 もちろん普通の書店では買えませんが、多少状態に目をつぶれば、古本屋さんやインターネットオークションで比較的容易に手にはいるはずです。 価格は2,000円とか3,000円ぐらいだと思いますが、たまに1,000円台で売られている古本屋さんもあります。

 当時の可愛かずみさんのインタピューによると、ヌードになった時でも「私はヌードモデルが目的ではないんだから、胸二つはださない。 胸とお尻は見せない。それではフルヌードになってしまう」というこだわり(最後のプライド)があったようです。 できあがったネガとかを見て、乳首が二つ見えると「これはダメです」と。 (初期の頃のグラビアに、片方だけ見えているものが多いのはそういう訳です。でも、厳密にすべてがすべて片方だけしか見えていないかというと・・・実はそうではないみたいですが)
 しかしながら、この「最後の写真集」であった「ふり向かないで」だけは、「胸二つ出した写真を撮られたけど、かわりにお尻をだしてない」という形でこだわったそうです。(ほんの小さなこだわりなのかもしれませんが・・)
 初版では「おしり」が見える写真が2枚存在したため、
途中の版からその2枚に修正が入っています(どの版からかはまだ不明。13版は修正あり)


TV 出演オレたちひょうきん族 「ひょうきんベスト10」

83年11月から出演。

81年から89年まで8年にわたって続いたフジテレビの高視聴率番組「オレたちひょうきん族」。この番組の1コーナ「ひょうきんベスト10」に、中森明菜役として、可愛かずみさんは出演していました。
 この番組で、かなり可愛かずみさんはメジャーになったのではないでしょうか。
 本人も「毎週水曜日の収録が楽しみ」と言ってましたし。

 中森明菜の歌をいつも歌っていたわけですが、「声がどちらも低いという共通点はあるけど、別にモノマネして歌っているわけではない」とのことで、「似ている」といわれてもこまったとか・・・(笑)。

 2枚目の写真は、右から4番目が、3枚目の写真は、右から3人目が可愛かずみさん。

 ひょうきん族の吉本のみなさんも若い!・・(笑)
 ポニーキャニオンから発売されている「オレたちひょうきん族」の総集編ビデオの一本で、当時の1コーナ「ひょうきん懺悔室」をいくつか収録したものです。

 これは、テレビ収録で、NGをだしたタレントやスタッフが、神様に懺悔し、許されれば花吹雪が、許されなければバケツの水がかかってくるというすごい内容。

 可愛かずみさんは、自分自身の懺悔で1回と、集団懺悔であと1回ちょっとだけ登場します。

 人気番組のビデオゆえ、今でも中古ビデオ屋さんやインターネットオークションでも、比較的容易に手に入れることができます。2〜3千円程度。